イーロン・マスクさんのおかげで話題に事欠かないTwitter(ツイッター)ですが、それだけSNSとしての注目度も高いということですね。日本ではもっとも使われているSNSがTwitterだと言われています。
さて、そのTwitterが公開している活用事例に、石川県でブロッコリーを生産している安井ファームという農業法人が紹介されました。Twitterを始めたきっかけやどんなことをしているのかなど、ここ3年ほどの取り組みを時系列でわかりやすく説明してくれています。なぜ安井ファームさんがTwitterでバズっているのか、と興味を持っている方にはおすすめの記事になっています。
安井ファームさんのTwitter活用事例紹介
これより以下では
https://business.twitter.com/ja/blog/organic-success-yasuifarm.html
からの引用を中心に紹介します。
安井ファームさんの事業内容
まず、安井ファームさんの事業内容を紹介しています。
石川県白山市を拠点とし、主にブロッコリーとコメを生産する農業法人です。主力商品のブロッコリーは年間約200万株を出荷しており、栽培面積ベースでは石川県産の約3割に相当するブロッコリーを栽培しています。
企業理念は「農業を通じて働く人の幸せと お客様の幸せを願い、実現すること」。2019年より、事実上の国際基準となるGLOBAL G.A.P.認証を再取得し、ブロッコリーを安全に生産・出荷するための仕組みを整えています。
安井ファームさんのTwitter活用目的
安井ファームさんのTwitterを活用する目的についても紹介されています。
– Twitterの立ち位置、運用の目的は何ですか
Twitterは消費者の方々とつながるためのツールと捉え、会社の知名度向上と、ブロッコリーの消費拡大を目的としています。
弊社は、「全国展開していない」「企業間取引が主体」「中小零細企業である」という広報分野における三重苦を抱えています。既存の販路では弊社の名前が表に出ることはなく「石川県産ブロッコリー」として消費者の元に届きます。今後会社が発展していく上で知名度の低さがネックになることのないよう、Twitterを活用することでこれを補いたいと考えました。
会社の知名度は影響力が大きくなれば自ずとついてくるのではと考え、ブロッコリーの消費拡大をミッションとして社会貢献的な運用スタイルをとっています。
この運用目的からわかることは「直接的な販売」などのマーケティングが主目的ではないということです。
通常、SNSやブログを活用するというと、通販サイトに誘導するためのマーケティング施策であると短絡的に捉えられることも多いです。
しかし、安井ファームさんはそうではないということです。(ここは大事なところです)
通販サイトも実店舗もないのに…秘密は「なかのひと」にあり
Twitterを始めた当時は通販サイトもないし、消費者に直販する実店舗もありませんでした。
では、営利追求を目的する企業なのに、直接売上につながらないようなSNSにここまで注力するという理由はなんだったのか?
その秘密は「なかのひと」に大きく関係しています。
この記事内で「なかのひと」紹介のところで
体調を崩し畑仕事が難しくなりました。それでも会社のために何かできることはないかと考え、今は広報担当として会社の情報発信をしています。
という紹介がありますね。
この「なかのひと」は病気により通常の畑仕事という業務が難しくなりました。普通なら、そのまま会社を去ることになっていたかもしれません。
実際に農業法人という性質上、農作業ができる人を雇用するというのが一般的ですから、農作業ができないという状況で働きつづけるという意思決定はなかなか選択しにくいでしょう。
安井ファームさんの社内で大きな動きがおきました
そのさい会社内でこの「なかのひと」を辞めさせたくないという動きが起こりました。
話し合いの場をもち、経営者も合意したうえで、「なかのひと」の働き方を再検討したのです。
その結果が「Twitterによる広報」をやってもらうということ。
…だったわけです。
なかなか意気に感じるできごとですね。
そして、「なかのひと」は、農作業をしない社員として働きつづけるということを決めた以上、「SNSで実績を残したい」という強い意思が生まれたのでしょう。
その後、「なかのひと」はすばらしい能力を発揮しました。
バズる農家と言われるまでのTwitterレジェンドになっていったということです。
チームとして、ヒトとして
安井ファームさんのTwitter活用の背景には、経営者の意思決定、仲間の理解、という会社のよい空気感が醸成されていたということがとても重要です。
そしてそのような展開になったのはなによりも「なかのひと」がいいひとだったからです。
親切でかしこくて優秀な方です。
そのような方とずっと仲間でいたいというように社内で機運が盛り上がったんでしょうね。
書籍も発売されました
今年2月には「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」という書籍が発売されました。増版するほどの人気になっています。出版までなしとげてしまうとはすごいですね。
Twitterビジネスに紹介されたという紹介はこのツイートです。
企業の活用事例としてTwitter社様に取り上げていただきました。
手探りで始め、悩み、そこから立ち上がり、試行錯誤の日々を経て今この場所に立てているのは、偏にみなさまの支えがあったからです。
いつも当アカウントのツイートをご覧いただき、ありがとうございます!https://t.co/OF8w9f0Cdl
— 有限会社安井ファーム (@yasuifarm) July 11, 2022
ナイスブロッコリーでしょ。
興味を持たれた方は安井ファームさんのTwitterをご覧になってみてください。
Twitterビジネスとは
Twitterビジネス
https://business.twitter.com/
というサイトで、Twitter社が情報発信しているサイトがTwitterビジネスです。
Twitterをビジネス活用するためには、ブランド構築が有効であるということなどが紹介されています。
新しいことや世界でいま起きていることを知るために訪れる場所、それがTwitterです。ブランドが新商品を告知し、話題の出来事につながるにはうってつけの場所です。以下にご紹介する関連記事を、Twitter上であなたのビジネスを構築し、存在感を高めるためにご活用ください。
TwitterというSNSがこの世にでてきてすでに15年以上経過しています。我々日本人の生活基盤のなかにしっかりと定着しているTwitterをどのように活用していくかについて、もう一度考えてみる機会をいただきました。 ありがとうございます。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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