ライスショック あなたの主食は誰が作る。食料と農業の問題を米(コメ)に当てたNHKスペシャル。
10/14:第1回 世界がコシヒカリを作り始めた、10/15:第2回 危機に立つコメ産地、と2夜続けて放映された。
日本の食料自給率は39%となったが、コメ産地が崩壊すると食料自給率は12%程度まで落ち込むという試算も紹介された。
ライスショック!あなたの主食は誰が作るのか?
コメは特別視されてきた
食糧と農業の問題の中でもコメは特別視されてきた。他の作物にくらべ手厚く保護され国内需要は国内生産することを維持してきた。しかし、そのコメが窮地に陥っている。
毎年生産調整をしてコメを減らしても、日本人がコメを食べなくなったことにより余剰米が残る。ついに今年から農協(JA)は農家からの購買価格を昨年の2/3に下げた。農家経営の損益分岐点を一気に下回る金額だ。
WTOという経済問題
さらにWTO問題。海外からミニマムアクセス分のコメを輸入しなければならない。この機会に海外農業ビジネスは日本のコメ市場を狙い、日本人向けのコシヒカリなどを生産している。コメ政策も変わる。
経済は自由競争。商材のひとつとして安くておいしいコメなら輸入すればよいという考えもある。すでに穀類、野菜、果物はかなり輸入に頼っている。それにコメは主食というより今ではすでに野菜の一部ではないかという学者の意見もあった。
食糧問題は国家戦略
一方で、食糧問題は国家戦略であり、経済問題ではないとする意見もあった。欧米でも主食はほとんど自給しており、主食は危機管理の面においても国内生産すべき。日本はコメを自給する体制を維持しなければならない、という。
自分自身の食糧問題として考える
さて、
自分自身、一消費者として食料問題を避けることができない。
食べなければ生きていけないのだから。
朝食はパン、昼食はうどんかラーメンかハンバーガー、夕食はパスタとピザまたはお好み焼きと焼きそば…。若者の典型的な食生活パターンかもしれないがこの場合、コメは食べていない。このような生活パターンの若者にとって、むしろ主食はコメより小麦(小麦粉)だ。コメが野菜の一部であるという指摘ももっともかもしれない。
日本人の主食は本当にコメなのか?
このような食生活の人が増えると、日本人はコメが主食とは言い切れないだろう。そもそも日本人の主食は本当にコメなのか?
国内のコメの年間消費量は700万トン強だといわれている。
一方、小麦の国内消費量は600万トン強。
コメと小麦の消費量はかなり拮抗している。
数年先には消費量で逆転してもおかしくない状況だ。
となれば、日本人の主食はコメではなく小麦(小麦粉)に変わるのか?
消費者として可能な選択と行動
消費者として可能な選択と行動がある。
たとえば…
・脱サラして農業を始める
・パンやパスタを控えて、ごはんやおにぎりを食べるようにする
・国産小麦を使ったパンやうどんを食べるようにする
・外国産の安くてうまいコシヒカリが店頭に並んでも買わない
・レストランやお弁当で外国産のコシヒカリが使われていたら食べない
・生活はなにも変えないし変える必要を感じない
・農業のことを知らない自分に気づき、もっと農業を体験し学ぼうとする
・マメジンの大豆コミュニティに参加してみる(^^;
・その他…
あなたならどうしますか?
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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