メガネの産地表示(原産国の表示)が厳格化。これまで原産国表示は任意だった。眼鏡公正取引協議会のメガネの原産国表示Q&Aによると、つるなど本体部分に原産国が印刷され、これまでの在庫品で印刷がないものはタグやラベルで表示することになっている。嘘つきを市場から排除するしくみが各業界で醸成されつつある。
これまで、ブランド力のあるドイツ製やイタリア製は積極的に表示されていたが、安いイメージがつきまとう中国製は表示しない傾向があった。特に中国製との差別化で、日本製は高級感を訴求できる。原産国表示義務により「メイドインジャパン」は日本製という高い付加価値を強調できる。しかし日本製はどこまでが日本製か?
原材料(金属や石油由来原料)はかなりの部分が輸入。外国で原料を一次加工しても日本国内で組み立てたものは日本製となるだろう。どこまで加工度の進んだ部品なら日本製と表示できるのだろうか?ネジでとめる組立作業だけが日本で行われた場合は日本製と表示できるのだろうか?
(社)全国公正取引協議会連合会の眼鏡類の表示に関する公正競争規約より原産国表示に関する部分の抜粋
第27条 規約第11条第3号に規定する「原産国について一般消費者に誤認されるおそれのある表示」とは次に掲げるものをいう。
(1) 国内で生産された商品についての次の各号の一に掲げる表示であって、その商品が国内で生産されたものであることを一般消費者が判別することが困難であると認められるもの
ア 外国の国名、地名、国旗、紋章その他これらに類するものの表示
イ 外国の事業者又はデザイナーの氏名、名称又は商標の表示
ウ 文字による表示の全部又は主要部分が外国の文字で示されている表示
(2) 外国で生産された商品についての次の各号の一に掲げる表示であって、その商品がその原産国で生産されたものであることを一般消費者が判別することが困難であると認められるもの
ア その商品の原産国以外の国の国名、地名、国旗、紋章その他にこれらに類するものの表示
イ その商品の原産国以外の国の事業者又はデザイナーの氏名、名称又は商標の表示
ウ 文字による表示の全部又は主要部分が和文で示されている表示
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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