世界経済論>大国は死重損より関税の増加のほうが多い可能性があり、その場合は関税をかけた保護貿易のほうが国益となる
関税問題は単純でない。大国は小国と結論が違う場合がある。つまり、関税をかけた保護貿易を選択したほうが、国益になる場合があるからだ。自給自足時の国内価格は、自由貿易を選択すると「国内価格2」に低下する。(小国の場合と違い輸入価格までは低下しない)ここで関税をかけると国内価格は上昇し「国内価格1」になる。このとき、輸入価格+関税=国内価格1となる。大国の関税による社会的厚生の変化は、小国のときと違う。...