農商工連携の勉強会で戦略立案を学ぶ機会が増えている。新たな取り組みだからこそ行き当たりばったりではなく「戦略」が必要だ。しかし、これまで戦略立案をしたことがないという中小企業者や農業関係者は多い。そこで、戦略立案の練習として「事例による戦略立案」を行う。事例企業の経営者になったつもりで経営戦略をプランしてみるグループワークである。事例企業には食品関係の会社を選ぶことが多いが、それは「顧客の体験」をしたことがある業種のほうが客観的に分析できるからだ。
戦略立案のための現状分析にはSWOT分析を行う。十分にSWOT分析分析を行なったら、今度はTWOS分析を行い「対策案」を列挙する。対策案が多数でるかどうかがよい戦略案ができるかどうかの分かれ道になる。この段階では最低でも20こ以上の対策案がほしい。できれば100こくらいあってもよい。対策案のレベルも小さなアクションプランから戦略目標までどの階層でもよいのでとにかく数を出すことが大事である。
たくさんの対策案がでたら、似たものをグルーピングし表札づけを行いまとめていく。そしてこの次の重点戦略目標の抽出という段階でどの対策案を軸にするかを絞っていく。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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