戦略立案のグループワークで、事業ドメインを検討する。事業ドメインが示すものは「顧客は誰なのか?」ということである。
これまでの経営の状況はSWOT分析などを行なうことで冷静に見えてくる。これまでの当社の顧客は誰だったのか?そしてこれからも変化は起こり経営環境はどんどん変化していく。未来の顧客は誰になるのか?つまり、現在の顧客と未来の顧客の両方を検討することが事業ドメイン設定で重要なポイントになる。
事業ドメインは、3つの丸囲まれた象限に記入する。
一番上は「顧客」で「顧客は誰なのか?」ということを直接的に表現する。
左下は「ニーズ」で、顧客が当社に求めている「期待」を表現する。右下は「独自能力」で、そのためにはどのような能力が必要なのかを表現する。
能力というのは「ヒト」につくものであり、「組織」としてのチカラを表す。能力を「自社商品」などの「モノ」で表現するのではなく「◯◯する能力」と表現するように工夫すると書きやすい。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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