蕎麦の一番うまい季節は12月かもしれない。本州の新蕎麦も出回りいよいよ本格的な新蕎麦のシーズン到来である。北海道産や早刈り蕎麦なら暑い時期から新蕎麦がでるが、秋新と呼ばれる香り高い蕎麦は晩秋から初冬が新蕎麦の旬である。越前おろし蕎麦で名高い福井県は蕎麦の産地としても名高いが、県内の蕎麦屋もほぼ福井県産の新蕎麦に切り替わっているようだ。
今日は福井市内で九割蕎麦(外一)を出している蕎麦屋で地元産の新蕎麦をいただいた。やはり新そばは香りがよい。心なしか、麺を細めに切っているのは香りを楽しんでもらおうという蕎麦屋の店主の計らいかもしれない。
蕎麦屋十九(とく)は昨年開店した蕎麦屋で冷たい蕎麦がうまい蕎麦屋である。
なお、今年は蕎麦が不作だという。ある農家では蕎麦は全滅だというし、またある農家は蕎麦の収量が例年の半分以下で実も小さいという。これで今年の新蕎麦は複数回いただいたが、昨年のこの時期に比べると香りも味も少しパンチに欠けるかもしれない。
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