農菓PJ(のうかプロジェクト)は10月のコンテストを前にして会議にも熱が入っている。今日は10月に開催予定のコンテストの日程調整が主要議題。だが、その前に課題山積である。
農菓PJは和菓子職人と農業者のコラボにより、新しい石川県の菓子文化を創造しようという意気込みを持っている。石川県内の農業者が作る野菜や果物や穀類などを使って、和菓子職人が新しい菓子を創る。その新しい組み合わせで作られた和菓子の新商品を発表するコンテストは10月に予定されている。なのに、和菓子職人と農業者の組み合わせ(ペアリング)がまだ決まっていないのである。予定よりも大幅に遅れている。
農菓PJは和菓子職人と農業者のマッチング
和菓子職人と農業者の組み合わせ(ペアリング)がなかなか決まらないのには理由がある。
互いに知らないことが多すぎるということである。
農業者見本市をもう一度やることになった
そこで、農業者見本市をもう一度やることとなった。今年の3月に農業者側から和菓子職人側へのプレゼンの場として農業者見本市を行なっている。これをもう一度やる意義はあるのだろうかという意見もあったようだが、実は十分にその意義があることがわかった。
・和菓子職人側に選ぶ権利があるため、選ぶことへの遠慮があった(農業者は選ばれなければそこで終了だから)
・農業者は自分の農産物を選んでもらうためのアピールの場ならいくらあってもよい(今後のことを含め)
・和菓子職人のエントリーが当初の人数からほぼ倍増の12名となった(新規エントリーした和菓子職人はこれまでの経緯がよくわからない)
・ペアリングの決定には場(セレモニー)が必要で、この見本市でその場を作ることができる
7月30日に農業者側からのプレゼンとなる見本市をもう一度やることとなった。そして、農業者のプレゼンが終わった後、和菓子職人はその場で、食材として利用したい相手となる農業者を決めて意思表示をすることとなった。
この写真は前回の見本市で農業者(のむら農産社長)がプレゼンしているところ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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