メールに添付されたエクセルの拡張子がxlsxで、これまでのxlsと違い読めなくて困った。そんな50歳の営業部長、大山シンジが「xlsx」または「拡張子 xlsx」とヤフーで検索して調べる。仮説だが、そのような行動が増加しているように思える。左の図はヤフーログールで見た昨日のアクセス数。「拡張子xlsx」「xlsx」「xlsx拡張子」「xlsxファイル」という検索キーワードが上位を占めている。エクセル2007の拡張子(*.xlsx)ファイルをエクセル2000又はエクセル2003で読むには互換機能パックを使うとよいですよ。
エクセルの拡張子を調べているのは誰か
ところで、
メールに添付されたエクセルの拡張子がxlsxで、これまでのxlsと違い読めなくて困った。そんな50歳の営業部長、大山シンジが「xlsx」または「拡張子 xlsx」とヤフーで検索して調べる。…という仮説はどこからうまれたか?
その情報源は、検索エンジンが提供する検索関連情報だ。とくにグーグルの情報が有効だ。アナリティクスやグーグルトレンドなどから「xlsx」が検索されている状況をつかむことができる。グーグルトレンドで「xlsx」を調べると検索数の増加傾向がグラフでわかる。
しかし、それだけでは「50歳の営業部長、大山シンジ」という仮説を立てることは困難だ。ではどうしてそのような仮説を立てたか?
その理由はヤフーログールによる当ブログの来場者情報である。来場者の性別は男性が88%、年代は50歳代が38%で50歳代と40歳代の合計では全体の2/3となる。つまり来場者のかなりの部分は、男性で40歳代以上。この情報に、昨日の検索で来場される方の上位4位までが「xlsx」というキーワードで検索していることから推測した。
なお、名前の大山シンジ部長は仮名で、ペルソナである。(当初は井上タケシと表示していましたが、その後同姓同名の著名な方が複数いることがわかり変更しました)
ペルソナとは、顧客層を代表すると想定した仮想のたったひとりの顧客で、ペルソナが満足するような企業の行動が、結局は顧客層にマッチしたマーケティング展開になる。詳しくはペルソナマーケティングを調べてほしい。
最近は、もうひとつの検索エンジンであるヤフーもかなり使えるようになってきた。ヤフーアナリティクスもあるが、むしろログールのデータのほうが面白い。
左の年代別や男女別の円グラフはヤフーログールの情報だ。ヤフーログールとは、ヤフーが2009年3月から始めた無料WEBサービスで最近はやりのsaasの一種。ブログと読者の関係を視覚化して、新しい「つながり」を提供してくれる。ログールの分析データを見ると自分のブログの読者が「見える化」できる。これまで分析力ではグーグルに遅れをとっていた感があるヤフーだが、このログールはかなり面白いデータを提供してくれる。なにより日本のWEB環境ではヤフーが国内最大のシェアなので来場者の属性データを「見える化」してくれるのはとってもありがたい。
ヤフーはメーリングリストのヤフーグループも7月7日に大幅なバージョンを計画している。今後のヤフーのコミュニティを巡るWEBサービスには注目だ。とくに50歳の井上部長、要チェックですよ(^^;
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参考になれば幸いです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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