蕎麦(そば)アイアイ会

浅草といえば並木藪蕎麦が有名なので、ざるそばをちょるちゅるっと食べに行ってきた

この記事は約3分で読めます。

Kaminarimon 浅草にやってきた。まずは雷門で有名な浅草寺。人の流れと逆行して二天門から入り、浅草神社でお参りしてから本殿へ。思えば今日は6月30日でちょうど一年の半分が終わる日である。そのあと、左右に土産物店が軒を並べるメインストリートをゆっくりと北に向かって歩き雷門の前までやってきた。やはり浅草は有名な観光地である。日曜でもあり浅草寺から雷門あたりはたくさんの人出だった。

浅草

さて、浅草にはアイアイ会という同級生仲間でやってきた。遠田は浅草で有名な蕎麦屋を楽しみにしていた。それが並木藪蕎麦だ。

並木藪蕎麦は行列ができる蕎麦屋さん

さすが人気店、行列ができる蕎麦屋だ。
並木藪蕎麦の前
開店の11時前からすでに数組が並木藪蕎麦の前に並んでいた。
ざるそば
並木藪蕎麦のメニューはシンプルで、基本的にはほとんどの人が「ざるそば」を注文する。天ぷらなどの種物と合わせたり、熱い卵とじ蕎麦と一緒にオーダーする人も多かった。料理漫画の「美味しんぼ」では並木藪蕎麦のダシを最大級で賛辞していた記憶がある。そのダシは、カツオの香りがかなり強く、ベジタリアンの遠田は香りだけでNG、まったくいただけないダシだった。有名店の割に接客は親切で、ダシを引き上げてもらうと、かわりに塩を出してくれた。なかなか粋なはからいである。
樽酒を一緒に注文
樽酒を一緒に注文するのがおすすめだ。木樽独特の香りと味わいが感じられる一合のお酒で、そば味噌がついてくるのがうれしい。お酒一合が700円、ざるそばが700円、あわせて1400円である。
並木藪蕎麦は混んでいる蕎麦屋なのでゆっくりと蕎麦を味わうという風情ではない。自分が食べている間にも店頭で入店待ちの行列が長くなっている。
江戸っ子ならちゅるちゅるっと噛まずに喉の奥に流し込むような食べ方が粋なのだろう。江戸情緒を感じさせてくれる蕎麦屋である。

浅草の人力車は乗ってみるとおもしろい

浅草の人力車 蕎麦を食べたあとは人力車に乗った。浅草には人力車が多数走っている。人力車は10分コースからあり、浅草の町をガイドしたもらいながら巡ることができるサービスである。単に歩くのがラクだとか、目的に行くためとかよりも、人力車を引いてくれる人の楽しいガイドを聞きながら、練り歩くという感じ。スピードも走るような速度ではなく歩くような速度である。乗ってみるとこれがまたいい感じなのである。

武藤あゆみさんの引く人力車

武藤あゆみさん遠田は友人の田中修氏と二人で、武藤あゆみさんの引く人力車に乗った。武藤さんの熱心なガイドとサービス精神にふれ、浅草の町がとても楽しくなった。
武藤あゆみさんはミュージカルの役者になるために修行しているそうだ。人力車の仕事を一生続けるわけではないだろうが、このような人たちとの出会いがある浅草というのはとても奥深い情緒を持つ町である。
武藤あゆみさんの努力が報われて夢がかないますように。

武藤あゆみさんが記念写真を撮ってくれた。ちなみに遠田がかぶっている江戸時代の町人のカツラは浅草の土産物屋で買ったもので、日焼け防止の帽子代わりにかぶっていた。
人力車に乗った田中修氏と遠田幹雄(右)

昭和の香りの居酒屋が浅草にあった

浅草BAR岡本人力車の後は一人で浅草BARに入った。
昭和の風情のレトロな居酒屋である。店内では昼から酒盛りしているグループが多数あった。
「電気ブラン」という変わった飲み物があった。ブランデーだった。天国コースと地獄コースがあり、アルコール度数が30度の天国と、40度の地獄というわけかたらしい。度数の高い地獄をオーダーした。

電気ブランはブランデー
同級生で来た浅草は40年ぶりの修学旅行の気分を味あわせてくれた。楽しい思い出をありがとう。
明日からは都内で業務が続く予定である。

なお東京の藪そばで行ったことがあるのは以下のとおり

上野藪そば

並木藪蕎麦

池の端藪蕎麦

神田やぶそばにも行きたい。
▼2014年12月22日追記
かんだやぶそばでせいろうを食べた